新卒の皆さんのための就活マニュアル

幼児教育施設、保育施設が増加していることに安心して「どこでも就職できる」と考えているとミス・マッチが起きてしまいます。就職は、あなた自身の人生を左右するもの自分を成長させる場と考え、ちゃんと向き合いましょう。
幼稚園も保育園も採用試験が早くなっていますから、早い時期から自分自身と業界を把握して後悔しない就活をしましょう。

準備時期　2月～6月

1.自己分析

自分が好きなこと、これまで頑張ってこれたこと、なりたい先生（自分）像など自分自身の気持ちを書き出してみましょう。直接的に幼児教育にかかわりないと思うことも自分自身を表現するものとして重要だと感じることは、すべて書き出してみることで、就職を通して、なりたい自分の姿が見えてきます。

2.業界を知ろう

たくさんの幼児教育施設、保育施設があります。また公立、私立などの違いもあります。研修の機会があるか、保険や退職度などの保証部分も確認することで、その業界のスタンダード（標準）を知ることができます。
浜松市私立幼稚園協会HPでも幼稚園に関する情報を常に発信をしています。

3.情報収集　幼稚園を探そう！

実習、インターネット、就職フェア、先輩の口コミなどいろいろな手段で情報を集めましょう。面接試験の時に“なぜその園で働きたいか”を明確に言えるだけでなく、自分自身もその園を理解し、納得して就職をすることで頑張る力にもなります。
■インターネットを使う
全日本幼稚園連盟が運営している「幼稚園・こども園ジョブナビ」では各園の求人情報やイベント情報をタイムリーに配信しています。個別登録が必要となります。（無料）
全日本私立幼稚園連盟が運用していますので、安心してご利用ください。また登録者について幼稚園等に知られることはありません。
・各園のHPを調べることで、園の特徴や子どもたちの様子を知ることができます。
■就職フェアに行く
3月に開かれる就職フェアには市内の幼稚園が園ごとのブースを出し、現場の先生が対応をします。個々の園の特徴や労働条件を知ることができますので、積極的に参加しましょう。6月以降に行われる実習についても聞くことができます。

4.幼稚園に行ってみよう

就職したい園を絞り込むためには実際に行ってみましょう。採用試験ではありませんので早いうちに気軽に訪問しましょう。春休み中でも預かり保育などをしている園も多くあります。電話連絡をして訪問できる日を決めましょう。（電話連絡は忙しい午前中を避け、15：00過ぎにするなどの工夫をしましょう）
できれば採用審査までに行くのがベストですが、「幼稚園・こども園ジョブナビ」で採用状況を調べて7月以降も募集をしているようなら夏休みでも可能です。
＊電話での打ち合わせでは
日時、服装、持ち物を聞きましょう。また自分が直接聞きたいことも整理をしておきましょう。

採用試験6月～

浜松市私立幼稚園協会　採用審査会

浜松市私立幼稚園協会が行う採用審査が6月にあります。それまでに学校の求人票や
「幼稚園・こども園ジョブナビ」で求人状況を調べましょう。採用審査の申込方法、その年の就職試験の傾向などは浜松市私立幼稚園協会HPで確認することができます。採用審査では幼稚園教諭として基礎的な知識が出題されます。マークシート方式です。
LINEお友達追加で過去の試験問題が取得できます。

6月25日～　各園での採用試験

採用審査後、各園での採用試験が始まります。
＜採用試験の一例＞園によって異なりますで、事前に確認をしましょう

• 実技……ピアノや保育実習などがあります
• 作文……テーマは毎年違う園とそうでない園があります。丁寧に文字を書きましょう。
• 面接……面接での人柄を重視する園がほとんどです。聞かれたことは誠意をもってハキハキと答えましょう。あなた自身が園のことをよく理解する機会でもありますので気になることがあれば、どんどん聞きましょう。

採用試験のチャンスは3月まであります

職員の結婚や出産などで、当初予定をしていなかった求人が発生する場合があります。1度目の採用試験で採用されなくても、その後にチャンスがあります。学校の求人票や「幼稚園・こども園ジョブナビ」から情報を収集し、あきらめずにチャレンジしましょう。

就職が内定したら

内定通知を受け取ったら、内定園の行事のお手伝いや2月以降の事前研修に積極的に参加しましょう。就職前に就職園にかかわることで、園の雰囲気に慣れたり社会人としての心構えを学ぶことができます。あなた自身も学校の行事や試験、卒業旅行などの予定もあるかと思いますので就職園と打ち合わせをして行ける日を決めましょう。
研修は就職を前提としていますので通常は手当があり、また時間も時間外までの研修を求められることはありません。不安な場合は予め確認をしましょう。また、直接園に要望を伝えることができない場合は学校を通して伝えるのがよいでしょう。